tinkerOS v2.0.1のハマり点

tinkerboard

久々にtinkerboardを使いました。

最初に注意点2020年1月時点

※ tinkerOS v2.0.1を使った時の注意点です。

最初にOSをインストールしたら、まず

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

とやりたくなると思うのですが、

upgradeすると、ブラウザのchromiumが起動しなくなります。

こちらにも情報があります。

対処方法はupgrade前に、

chromiumの特定バージョンからupgradeしないように固定する。

だそうです。情報には、

sudo  apt-get  install  chromium=63.0.3239.84-1~deb9u1

とあるのですが、やってみるとそのようなバージョンは見つからないとなります。

ですので、

sudo  apt-mark  hold  chromium

とやって、upgradeしないよう固定するだけでよいようです。

OSの問題が解決した暁には

sudo  apt-mark  unhold  chromium

で、固定解除できるようです。

私は知らずにupgradeしてしまい、

OSの再インストールをすることになりました・・・。

まずは新しいバージョンのOSを、

せっかくなので最新のtinkerOSを入れようと思います。

ダウンロードはASUSのサイトから。

Androidではなく、Debianを選択します。

tinkerboard sのemmcフォーマット

私が所有するtinkerbord sにはマイクロSDではなく、

内蔵emmcにOSインストールできるようになっています。

まずは

このemmcをフォーマット

しなければいけません。

これにはまずtinkerboardのジャンパーピンを設定します。

最初は図の左側、通常使用になっていると思われるので、

フォーマット時の位置にピンを付け替えます。

次にtinkerOSの入ったマイクロSDカードを準備します。

私はetcherを使っています。

参考

※ このOS入りのマイクロSDを挿入しないと、

Windowsが、tinkerboardをストレージとして認識しません。

ここがハマりどころですよね。

後は、Windows上でRaspberryPiの時と同じようにできます。

SDカードフォーマッターでtinkerをフォーマット。

etcher でWindows内にあるtinkerOSを書き込みます。

tinkerboard日本語化

いよいよ起動してみます。

特に問題はなく

おなじみの画面が

現れました。

まず最初に書いたchromiumの設定をします。

画面一番左下のアイコンから、

システムツールで、ターミナルを開きます。

右クリックでデスクトップショートカットを作るとよいでしょう。

chromiumのupgrade 停止のコマンドを打ち込みます。

sudo  apt-mark  hold  chromium

後は普通に

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

再起動。

sudo reboot

日本語化

私はRaspberryPiではfcitx-mozcを使っているのですが、

調べたところみなさん ibus-mozc のようなので、それに従います。

まずは基本設定

※ 日本語化後の画面での説明ですいません。

WIFIは右下のアンテナマーク(最初はPCマークかな?)から設定してください。

基本設定は左下のアイコンから

設定(preference) tinkerboard configuration。

以下パスワード変更RaspberryPiと同じです。

tinkerは名前がlinaroです。

後はlocalizationの設定。JaでJpのUTF-8です。

タイムゾーン。japanじゃなくasiaのtokyoです。

キーボードは飛ばして、WIFIカントリーの設定。Ja Japanです。

次はターミナルを開きます。

tinker-configをインストールします。

wget https://raw.githubusercontent.com/mikerr/tinker-config/master/tinker-config

開くときは

sudo tinker-config

ひらいたら、Internationalisation Optionsです。

先ほど飛ばしたキーボードの設定をします。

Cange Keyboard Layout。

標準105キー(国際)PC。

日本語(OADG109A)。

デフォルトでいいと思います。

私はコンポーズキーは無しです。

Xサーバーの強制終了キーです。どちらでもいいと思います。

キーボード設定はおしまいです。

日本語化コマンド

 sudo apt-get install ibus-mozc
 sudo apt-get install mozc-utils-gui
 sudo apt-get install mozc-server
 sudo apt-get install im-config
 sudo apt-get install zenity
 sudo reboot

再起動します。

私は、左下アイコンから設定ibusの設定の

入力メソッドから、英語キーボードを削除しました。

でもibus-mozcはショートカットで日本語に切り替わらないのですね。

使用キーボードが切り替わるだけです。

日本語入力するには、右下のAマークから

いちいち入力を変更するようです。

余談tinkerのシャットダウンボタン

知らなかったのですがtinkerboardは

プログラム無しでシャットダウンボタンが設置できるようです。

普通のパソコンのスイッチ(これはテスト用の短いやつ)を

ジャンパピンの図の部分に

こんな感じでつけます。

後は、左下アイコン電源管理から、

スリープとシャットダウンを選べます。

試してみたら、長押しではなく、いきなり落ちます・・・。

びっくりしましたが、便利です。

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