いざ、家庭用3Dプリンタ?②

3Dプリンタ

プリント能力は?

前回の記事では、3Dプリンタはどんなもの?

という感じで、成型能力にはあまり触れませんでした。

今回は、実際に作りたいだろう形状に近いものを

プリントした写真も掲載してみました。

基本

前回の記事でも書きましたが、

まず、サイズです。

ビルドプレート(地面)の大きさ

ビルドプレート

そして、高さです。

15cm弱です。

基本的に、これより小さいサイズしか作れません。

そして、前回は素材はPLAで、単純な形でした。

今回は、素材ABSで複雑な形です

まずABSについて

ABSはPLAに比べて、高い温度で加工します。

性質として、反りがでたり、くっつきが悪いです。

素材同士のくっつきも悪いのですが、

まず、ビルドプレートに定着してくれません。

定着しないとどうなるかを、図で説明します。

通常のきれいな例です。

一段目がきれいに定着する例

3Dプリンタは、いきなり作品をプリントしません。

まず、ノズルとビルドプレートの温度を上げてから、

(ビルドプレートの温度調節がない機種もあるそうです)

準備運動として、水色のラインをプリントします。

ある程度調子が出てから、

黄色の本体部分のプリントにかかります。

しかし、ビルドプレートの吸着が悪いと、

このような感じになります。

1段目が定着しない例

水色のラインはどうでもいいのですが、

黄色の本体部分の一段目がずれると、

大抵はそのあともズレ続けます。

ゴミが成型されてしまいます。(笑)

これを回避するのに、

●ビルドプレートにスティックのりを塗る。

●ヘアスプレーを散布する。

●専用のプラットフォームシートを貼る。

ビルドプレートプラットフォームシート

などの方法があります。

造形物の形

3Dは、下から順番に層を積み上げて整形します。

つまり、空中に浮いた部分に、

いきなり成型はできないのです。

3Dデーターのサポートの例

ですので、空中に浮いた部分は、

実際のデザインにはない、

サポート材(台)を一緒に成形することになります。

成型後に、このサポート材を取り除くのは一苦労です。

ですので、なるべくサポート材が少なくなるように

プリントします。

プリントの向きはスライスソフトで

3Dプリンタにデータを送信する前に、

スライスソフトで設定をします。

その時に、造形物の配置も変えられます。

例えば、図のような物があったとします。

スライスソフトでの配置

これだと、サポート材の量が増えて、

多分、きれいにできません。

そこで、向きを変えます。

スライスソフトで配置を工夫した例

こんな感じです!

その時に、強度の問題を考えて配置するとよいです。

積層面の縦方向は強いですが、

横方向は弱いです。

ですので、実用品の場合は、その辺りも考えましょう。

割れます。(笑)

失敗して割れた画像

スマホケース。パテ入れて塗装しても割れました・・・。

ちなみにサポート材の形状もスライスソフトで設定できます。

サポート材の設定画面

色々試してみるとよいと思います。

実際にプリントしてみます

これはオリジナルデータの勾玉です。

プリンターで作った勾玉

仕上げをしているのでキレイですが、

プリント直後はこんな感じです。

プリント直後は表面が荒い

比較します。

思ったよりきれいにならない成形の例

どうですか?がっかりしましたか?(笑)

3Dプリンタて、

いきなりきれいな造形物が出るわけではないです。

これは、モデラボさんでお借りしたフィギュアです。

仕上げ後ですね。

プリント直後はこんな感じです。

3D成型の失敗の例

サポート材がまとわりついています!

これを仕上げるの?

そうなんです。

でもサポート材ははがれやすくなっています。

プラスチックカッターやニッパでやるとよいです。

ただ、磨きをかけるのを手でやるのは大変です。

私はこれを使っています。

G-tool

微振動の電動歯ブラシのような動きをします。

amazonさん

量産には不向き?

おそらくシリコンで型どりして、

レジンで量産したほうが良いと思います。

シリコンで量産している様子

こちらも仕上げはやらなくてはいけませんが・・・

そのうち量産についても書いてみます!

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