古くなった簡易水冷をメンテナンス
今回実験に使用したのは、Enermaxの簡易水冷。
ファンが2つ付けられるタイプです。
購入してからかなりたつのですが、捨てるのももったいないので、リメイクしたいと思います。
私はPCの水冷関係に詳しくはないので、自己流で作業しています。
PCの水冷に詳しい方にはつまらない内容かもしれません。
まずは分解
簡易水冷はCPUに取り付けられる部分にポンプがついている仕組みなんですね。まずはそこから分解します。
マザーボードに取り付ける金具を外します。
金具の裏についているボルトからポンプ部分の液が抜けるんですね。写真真ん中の銀色のボルトです。
このねじは、なんていうんですか?「星形のドライバー」で外せるようですね。(正確な名前わからなくてすいません・・)
お次はCPUに接触するプレート部分も外してみます。
これも星形のドライバーですね。
プレートの裏側です。
そんなに汚れていませんが少しドロッとしたものがついているのできれいにします。
ポンプ側です。
こちらも少し掃除しました。
※ 構造がよくわからないので分解しましたが、冷却液の交換だけならプレートは外さなくてもできたみたいです。
冷却水少ない・・・
なんかあんまり廃液が出てきませんでした。
ゴミも混ざっています・・・。
ラジエター側に少し漏れた跡があったので、そのせいかもしれません。
交換部品はホームセンターで
多分パソコン用の部品じゃなくてもいいのではないかと思い、ホース類はホームセンターで購入しました。
外形9mmの内径7mmくらいのホースと、ホース付け根の「外れ止め」の金具4つを購入。
この記事をみて、マネする人は一応現品を実測して購入してくださいね。規格が違うといけないですから。
ホースは一応「耐油」と書いてあるものにしましたよ。
それと冷却水も車用のを購入しました。
2リットル購入しましたけど、半分も使いませんでした。
組付け
古いホースはいらないのでカッターで切断しました。
そしてホースを組付けてゆくのですが、冷却液を補充しやすそうだったので、ラジエター側から組付けました。
組付け自体は簡単で、そんなに迷う作業ではないと思います。
冷却水の補充ですが、このままホースを真上に垂直に伸ばして、机にホースをテープで張り付けて冷却水を補充しました。
空気が入らないように片側のホースから、計量カップでゆっくり入れます。
2本のホースが液でいっぱいになったら、ポンプ側もホースにつなぎます。
実は欲張ってホースを長くしたのですが、こんなに長くしてはいけません。
簡易水冷のポンプではこんなに長くすると循環できませんでした。
そしてどんなに注意しても泡が入ってしまいます。
うまく入れたようでも、ポンプを動かしてみると気泡が現れます。
私は最初設置しないで、マザーボードから電源を取ってポンプをまわしてみました。
泡抜きの良い方法を知らないので、とりあえずポンプ部分から少しずつ液を入れ、フリフリして泡を出していましたが、かなり果てしない作業・・・。
途中からポンプをまわしながら液を入れればいいのではないかと思いこんなものを自作。
乾電池4本の5V弱で、ゆるりとポンプをまわしながら、冷却水を補充します。
少しは効率が上がったでしょうか?
とにかく無事に終了。
実装してみました。
今回のケースは簡易水冷が取り付けられないタイプなので、潔く外だしにしました。
ケースの上に乗っかているのが、リメイクした簡易水冷装置です。
意外とよいではないですか!
今回はおまけで、ポンプ部分にヒートシンクとミニファンを付けてみました。
効果があるかはわかりません。
せっかくなんで、CPUの温度を測ろうと思いCore Tempというフリーソフトを使ってみました。
こちらは、amazonミュージックでストリーミング試聴していた時の温度です。アイドル状態だと30度台なので少し温度が上がっています。
次は、ゲームをと思いましたが、私はゲームはマイクラしかやらないので、その温度です。
もちろんゲーム起動時にはもっと爆熱になってますが、少し安定するとこのくらいの温度になりました。
リメイク前はどのくらいだったかわかりませんが、とりあえず使用できていますね。しばらく様子を見てみようと思います。
コメント