何回かにわたり書かせていただいています3Dプリンタでパソコンを作る。
といってもケースを作るだけなんですけど。
完成しました。
前回の記事はこちら。
ご興味のある方はさかのぼってください。
まずは、最後の仕上げのお話
側面も3Dプリンタで
前回は電源の固定と、マザーボードのプレートまわりまで作りました。
でも少し納得がいかない部分がありまして、作り直したんですね。
赤いPLAのフィラメントがなくなったんで、白のABSで作り始めました。
これで精度は高くなりました。
ついでに同じ面の壁も3Dプリンタで作ってしまいます。
スライドはめ込み方式です。
反対側の壁はアクリル板か何かを切り出そうかと思ったのですが、なんだか切るのが面倒になってしましまして・・・・結局3Dプリンタで作りました。
ただの壁なので簡単だろうと高をくくっていたのですが、魔のABS!
めちゃくちゃしなります。
わかります?曲がっているのが。
今度はABSのフィラメントがなくなりそうです。
仕方ないので、薄緑色(ほとんど白)のPLAに変更して挑戦。
形状とか射出の向きとかを考えて、はめ込みブロック式で制作します。
さらにグラボを載せたいので高さの延長と、補強を兼ねて部品を組み合わせます。
それに2㎜のクリアな塩ビ版を挟む感じで天井を作ります。
完成形です。
なぜファンが天井の内側についていないのかといいますと、内側につけたら吸気音がうるさかったので、外側に取り付けました。
もっとたくさん穴をあければよいのかもしれませんが、あまりやると汚くなりそうなので、この辺で手を打ちます。
ちゃんと動くので
当初は無料OSのLinuxを入れようかと思っていたんですが、なんだかちゃんと動くので実用品にできないかしら?と考えまして、Windowsを入れてみました。
心配なのは熱なんです。3Dプリンタの素材はドライヤーの熱ぐらいでも容易に加工できてしまうくらい、熱には弱いです。
特に電源まわりどうかと思ったのですが、大丈夫そうです。
できればお店のお客さんが使用する3DCADパソコンにしたいと思いまして、グラボも変更します。
QUADROのP1000です。
上位機種ではありませんがお試しなら十分でしょう。
そしてFUSION360ですね。
有料のCADソフトですが、無料期間があります。
更新の時期に、どうしても個人利用です!と申請すれば無料で使えます(笑)
私は今回たくさんの方にお店で使ってもらいたいので有料版にアップグレードしました。
最後に
どれくらいの方が、3Dプリンタに興味があるかはわかりませんが、とりあえず体験コーナーを作ります。
正直3Dプリンタ自体はまだそれほど何でも作れるわけではないのです。
今回のように、円柱とか直方体ベースだとまぁまぁきれいにできます。
でも一度ぜひ試してください。
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