・アイキャッチ画像はオペアンプをイメージしたAI画像です。
※ この記事でわかること
オペアンプをソケット式にしているdistortion+で、オペアンプの交換を行う。
オペアンプソケット化やクリッピングダイオードの交換記事はこちら。
MXR distortion+の歪強化定番改造&失敗リカバリ方法
使用するオペアンプは、NE5534AP。

didtortion+を単体で歪系として使用するなら、
TL071CPとかの方が向いてるにゃ。
オペアンプの王道にゃ。
NE5534APは、もう一つ歪系や、コンプと組み合わせて力を発揮するにゃ。
クリアな感じなんだけど、ビリビリ音で歪むにゃ。
そしてあんまり音が伸びないにゃ。
NE5534APは元々オーディオ用のオペアンプで、
エフェクター装着には補償コンデンサが必要とのこと。

まにあ、
補償コンデンサって何?

音痩せやノイズを防ぐ、
音の『栄養ドリンク』とか『ガードマン』のイメージにゃ。
NE5534は単体で高帯域・高ゲインのため、低ゲイン時に発振気味になりやすい。
その暴れを抑えるために、5番–8番ピン間に22pF前後の補償コンデンサを入れて帯域を整える。
補償コンデンサにはセラミックコンデンサの22番(22 pF:ピコファラッド)を使用します。

情報によると47番(47pF)まででお好みのものでよいそうですが、、
とりあえず今回は22番を使用します。
※ 22pFはμF(マイクロファラッド)に換算すると 0.000022 μF。
そして電源まわりのコンデンサをOS-CONに変更する様子を写真入りで説明します。
※ このブログははんだこてを使用します。
はんだこて使用の際には、やけどや火災に十分ご注意ください。
また、分解や改造はメーカーの意図する使用方法ではありませんので、
補償の対象外になることをご承知ください。
エフェクターの加工でよく使用する道具はこちらにまとめました。
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MXR distortion+のスイッチLED交換|実は簡単これを読めばできる!
distrtion+の個性変更&ゲイン爆上げ計画開始!
OS-CONで基礎作り
電源ジャック(写真下部)とLEDの間に筒型の黒いコンデンサが見えます。

左から、スイッチ、LED、インジャック、アウトジャック。
LEDの下にコンデンサ、その下に電源ジャック。
電源ジャックの横に電源からつながる抵抗が見えます。
コンデンサ交換後の写真がこちら

使用したのは、
パナソニックの導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(OS-CON) 16V 100μF
16SEPC100MWです。
※ リンクは共立エレショップ。
(私は共立かAmazonで買っていますが、一般的には秋月通商が多いと思います。)
実はこのOS-CONにも補償コンデンサをつけてます。
しかも並列で2個

これは純粋にパスコン(ハイパスコンデンサ)です。
高域ノイズの除去を目的にしています。
数値は、102(1nF:0.001uF)と103(10nF:0.01uF)です。
2つの帯域ノイズをカットしています。
この状態で結構ゲインを上げてもノイズが少ない状態までできています。
はんだが汚いのはご容赦を!
本丸NE5534APオペアンプ
5534に補償コンデンサをつけていきます。
私の印象では補償コンデンサをつけないと、
ゲインを下げたときにブーミーでサスティーンがカスカスになります。
コンデンサをつける位置ですが、
オペアンプの5番と8番の間に橋渡しをします。
ピンの位置関係です。

切り欠きまたは〇のある方から数えます。
切り欠きは基板に取り付ける際にも方向があります。
このページの写真も参考にしてください。
まずは22番のセラミックコンデンサに絶縁チューブを取り付けます。
洗濯ばさみの方なものに挟んではんだするといいでしょう。

基板に取り付ける際にはラジオペンチでオペアンプを縦に挟むといいでしょう。
無理に入れると足が変形するので、
ソケットに合わせて、足も調節してください。

これで完成です。
試奏してみて
音質のクリアさは広がりましたが、
劇的に変わった感じはしません。低ゲイン時のブーミーな感じは抑えられています。
また、このエフェクト単体であればゲインを目いっぱい上げられますね。
最初低ゲインで弦に触れたときに、あれ歪んでないじゃない?と感じるほどクリアな音。
ゲインを上げるとそれに「ビリビリ音」が加わるという独特の感じです。
相変わらずサスティーンは短めです。
前段にオーバードライブを加えると「おお、いい感じ」
特別なものではなくDonner Embark05です。
Embark05の記事はこちらです。
Donner Embark05 徹底レビュー|ノイズ対策・分解・改造の全記録
中音域とサスティーンを他のオーバードライブで押し出します。
ハーモニクスも豊富。
マックスでのノイズはありますが、
ダブルでかけているのでマックスにする必要はなさそうです。
※ わかった範囲でまとめてみます。
TL071CP → 歪み量多い、ノイズ少なめ、王道のDist+感
NE5534AP(補償なし) → 低ゲインでブーミー、サスティーン短い、ビリビリ系
NE5534AP(補償あり) → 低ゲインのブーミー解消、クリア、前段ODで本領発揮
一応弾いてみたんです。ほんの1フレーズ。
急いで録音したので違いが微妙・・・・・
私のセッティングの関係でコーラスがかかってます。
公平性のため全部ゲインは5に統一しました。
※ Distortion+ はクリッピングが主役のペダルなので、 オペアンプの違いが録音だとどうしても小さく聞こえます。 実際に弾くと、
- TL071CPは“歪み量が多くて丸い”
- NE5534APは“アタックが速くてクリア” というキャラの差がはっきり分かります。
今回の作業は
2つのオペアンプでのdist&TS系の2個1化に向けてのいいデーターになりそうです。
※ TSはチューブスクリーマーというオーバードライブの形式です。
試しにクリッピングにも22番のハイパスを試してみた
※ クリッピングは歪ませることで、クリッピングダイオードとかLEDとか言います。
これは音質が変わります。
僕としては悪く変わったと思います。
クリッピングは2つあります。
ノーマルはダイオード(ガラス管)ですが、
私はLED(あの光るやつ)に変えています。
ですので、ハイパスも2個入れられます。
まず一つ目。
「これはなしだな・・・」
二つ目。
「ん、微妙、いいかも?」

もう劇的に汚いはんだです!でも音は出ます!
結論

シンプルが一番!
外すにゃ。
まとめ
NE5534APは複数の歪系で力を発揮する。
補償コンデンサは低ゲイン時の極端なブーミー感をなくしてくれる。
電源まわりにOS-CONを使用してキレイな電流を作りゲインアップ。
パスコン(ハイパスコンデンサ)はこれからもたくさん使うだろう。
小さなセラミックコンデンサをセットで購入しておくのも良い。
私はAmazonで購入。
税込みで735円でした。
オーディオファン セラミックコンデンサ 2pF ~ 100nF (30種類 各10ヶ 計300ヶ) 電子工作部品

容量ごとに袋に小分けしてあり、それを大きな袋に入れて配送されてきました。
どこで買ってもいいです。商品と送料の合計で一番得なところから買うといいですね。
