※ この記事でわかること
メルカリで購入した TS系のPCB基板 を使って、BOSS SD-1(Super OverDrive) を製作します。
この基板は TS と SD-1 のどちらにも組めるようになっており(基板には TS20241204 の表記)、
今回は SD-1 の回路を選択して組み立てています。
部品値の変更点や、販売者さんが公開している詳しい解説は、
リンク先のページをご覧ください。
この記事では、
- 手に入らなかった 27n のフィルムコンデンサを 22n で代用した話(ハイが少し出る傾向)
- トランジスタを GR ランクにした理由(BOSS実機がGRを採用)
- はんだ付けの様子や、組み立ての注意点
- ケース加工や周辺部品の取り付けのコツ
などを、写真付きで記録しています。
なお、今回は TS の比較は行っていません。
TSは手元にないため、無理に比較を演出することはせず、SD-1製作の記録に集中しています。
TSとの比較は、また別の機会に楽しもうと思います。
販売者さんのページを貼っておきます。

あくまでもともとTSの基板なんですね。

SD-1の製作開始
ケースの準備
事前に塗装して準備をしておりました。
こちら穴だらけだったのを埋めて再利用しています。
ワッシャーで補強まで入れているのがおわかりいただけると思います。
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発色が良く、スマホが写り込んでおります(笑)
背の低い部品のはんだづけ
さてこのきばんにで作業していきます。
R5は抵抗の足などでつなぎます。(SD-1の場合はです。他は販売者のブログの解説で)
あとのブランクは何も入れないで大丈夫です。

一応ダイオードは変更可能にしておきました。ピンヘッダー使用です。
クリッピングといって歪の部分ですから、LEDにしたり、他のダイオードにしたり楽しめる部分です。

オペアンプソケットは抜けないと思いますが、ダイオードは移動の際抜けるかもしれません。
スタジオや、ライブで移動する方は固定したほうがいいです。
色々試したいという方は、こころが決まったらピンヘッダーに軽くはんだするといいでしょう。
低い部品のはんだが終わったところです。

種類を選択できる基板なので、R1など空いている場所もぼちぼちあります。
見直しながら製作したほうがいいですね。
前回製作したPT2399のアナログディレイのときから10KΩの抵抗連発です。
買い足していたのですが、ついになくなって、一箇所直列でつないで作って言います。
こちらはアナログディレイの記事。

コンデンサなどの取り付け
少し珍しい値のフィルムコンデンサも使用していますね。
・18nは見つけられましたが、27n(C9)が探せなくて、22nで代用しています。
・22nを使用した場合ハイが抜ける明るい音になることが予想されます。
・27nは指定値
・39nなどをしようすると中音域が前にでて、悪く言うとこもることも予想される。
・トランジスタは2SC732の代用で2SC1815を使用します。
トランジスタのランクでは、BL((h_{FE}) 350〜700)とGR((h_{FE}) 200〜400)がありますが、
BOSSはGRクラスを使用していたようで、準ずることにします。
GRクラス (\(h_{FE}\) 200〜400):実機に最も近いゲイン(増幅率)バランスになり、SD-1特有の中音域が豊かで引き締まった、伝統的なサウンドを再現
BLクラス (\(h_{FE}\) 350〜700):バッファとしての能力(電流増幅)は上がりますが、全体の絶妙なトーンバランスが少し変わり、高域が硬くなったり、実機より少しモダンで元気すぎるサウンド傾向
とはいえ、ほとんどがありあわせの中華のコンデンサセット。
こういったものは製品誤差があるそうですが、全く使えないということもないです。
電源周りは少し良い電解コンデンサを使用するといいです。
セラミックコンデンサも電源周りなら積層セラミックがいいみたいです。
いままではあまり意識してませんでしたが・・・
オペアンプ周りも積層セラミックが良いようです。
見た目はタンタルコンデンサにも似ています。
アマゾンでセットを購入しておきました。

600円程度のセットでやすいのでどうかしら?というところですが、
特に問題はなさそうです。
そして、場所によっては普通のせんべい型のセラミックのほうがいい場合もあるそうです。
電源、オペアンプ周辺は積層セラミックという区切りで使っていこうと思います。

周辺部品のとりつけ
電源ジャック、シールドジャック、3PDスイッチのとりつけ
こちらの製品は外側の部品はいつも同じ付け方をします。
迷わないのでとてもやりやすいです。
購入するとスイッチ基板も付属してくれるので、その点もいいです。
注意点は、インとアウトのジャックの方向を完成品の向きで考えて3PDスイッチを取り付けます。
私は裏返しにつけた経験があります。もう取れないですよ(笑)
ちなみにスイッチだけ送料をかけるのも何なので、
アマゾンでまとめ買いしたりします。
3PDTフットスイッチ CLIFF FC71077タイプ 3回路2接点9ピン ブルー 4個セット

2000円程度です。特に問題なく使用してます。
電源ジャック部分もアマゾンでまとめ買いしたやつですね。
uxcell 10個 5.5 x 2.1mm DC電源ジャックアダプター PCB マウント 3ピン DC電源パネルマウントジャックソケットコネクタ
600円くらいでしたね。問題はないです。
電源ジャック
その電源ですが、センターマイナスではんだします。
中心に向かって伸びている端子がマイナス。
プラス端子は大体は外側のやつですね。写真の位置。
ものによって違いはあるかもしれませんけど、

3PDスイッチ
3PDスイッチを基板にはんだするときに、もともとはんだのリールだったものを台にしています。
中心に穴があって丁度いいです。

こんな感じですね。

このときはんだ不足にならないようにたっぷりはんだを流し込みます。
だから間違えると取れないんですね。(笑)
LED
この基板は、LEDの抵抗も組み込めるので楽なんです。
パイロットランプ前の抵抗がそうですね。
大体パイロットランプか外に出すLEDかを選ぶ感じで、両方はつかないと思います。
これは5KΩくらいの抵抗でもピッカピッカです。
明るいのが好きでもそのくらいがいいでしょう。
それより大きな抵抗でも十分見えます。

シールドジャック
これももちろんセンターマイナス。
穴のほうに行く端子(赤○)がマイナス。
シールドを入れたとき先っぽになる端子(黄○)がプラス。

ここまでできました。
ちょっと配線が短いかもしれません・・・

ちなみに私は電池を使いません。使うときは電池ボックスで電源ジャックに電池をさします。
なので、インプットのジャックをつなぐとオンになる機能は使わないのです。
もし、インプットジャックのスイッチ機能を使うならステレオジャックを使用します。
配線はよく知らない(やったことない)ので検索してくださいね!
私は両方モノラルジャックです。
ポットの取り付け
今回、Aカーブを指定してあリますが、同じ値のBしかないのでBをつけておきます。
Bは平均的なので、迷ったらBなんですが、
動かしてみて使いにくければ購入するのが良いでしょう。
ポット一つ注文するのは送料がロスですからね。
注意点としては、
・熱に弱い 極端に弱いので3秒ルールを適用します。(笑マジ3秒で!)
・裏表の向きを間違えると動きが逆になる。
このときは真ん中の線はそのままで左右入れ替えると大体大丈夫です。
そんなところでしょうか。
取り付けが終わり音もちゃんと出るようです。

今回はこのように仕上がりました。

音の印象は控えめで鋭いといった感じです。
まとめ
・TSとSD-1の選択ができるPCB基板で、見事SD-1を作ることができた。
・普段使用しないような値のコンデンサがあったが、工夫でなんとかなりそう。
・C9(オリジナルはC5)の27nのフィルムコンデンサは22nでも大丈夫そう。
・控えめで鋭い音でノイズも控えめなので、後端のエフェクターで増幅したときに違いがでそうである。
音出し
SD-1はちょっとした部品の変更で音色が変わりそうで面白いですね。
ショート動画で途中までですが音出しです。

