【完全版】ABラインセレクターの自作方法|1590Bケースで作る簡単ABボックス

DIY

※ この記事は、はんだごてやドリルなどの工具を使います。

もし作業をしてみようと思われた場合は、

十分に安全を確認して行ってください。

このページでは、ABラインセレクター(ABボックス)を自作するための材料、穴あけ位置、配線図、LEDの接続方法まで、初心者でも迷わないように写真付きで詳しく解説しています。1590Bケースを使った実寸のレイアウト例も掲載しているので、初めてのエフェクター自作にも最適です。

市販品より安く、必要な機能だけを備えた“自分専用のABボックス”を作りたい方にもおすすめです。

ラインセレクターとは?仕組みと用途

ABラインセレクターとは、ギターの信号をA/Bどちらかのルートに切り替えるための装置で、複数のエフェクターを瞬時に切り替える際に使われます。

ラインセレクター解説図

ABラインセレクターのイメージ図

セレクターにつなげた複数のエフェクターを同時にラインに入れたり出したりできます。

よくある疑問点

Q. ABラインセレクターはトゥルーバイパスですか?
A. この記事の配線方法は3PDTスイッチを使用したトゥルーバイパス構造です。


Q. LEDはどちら側で点灯させるべきですか?
A. エフェクトONで点灯させるか、スルーで点灯させるかは配線位置で選べます。


Q. 1590Bケースで作ると狭いですか?
A. ジャック位置とスイッチ位置を正確に決めれば問題なく収まります。

などなど、色々疑問はあると思います。

実際に製作は無理かな?と思う方も楽しく読んでいただければ幸いです!

ABラインセレクターを自作する理由

初子
初子

うりゃー!

はいやー!

まにあ
まにあ

おや?

初子ちゃんカンフーの練習?

初子
初子

ああ、まにあ。

違うのよ。

私のバンドの今度の曲で、エフェクターを2個同時に切り替えるのよ。

それで音切れしないように、身体能力を上げようと思って。

まにあ
まにあ

もしかして自分をいじめるのが好きなタイプ?

初子
初子

ち、ちがうわよ。

まにあ
まにあ

それじゃちゃんと弾けないんじゃない?

そんなことしなくてもまとめて切り替えるスイッチがあるんだよ。

初子
初子

ええ!

でも今はお金ないよ。

まにあ
まにあ

じゃあ作ってみる?

必要な材料(1590Bケース・3PDスイッチなど)

リンクは切れたらごめんなさい。

特に 勧めてはいませんので、ご自分で検索されてもっといいのがあればそちらをどうぞ!

アルミケースはAmazonで一番安かったやつ。

MXRと同じサイズです。結構ギリギリでしたね。

999円でした。

エフェクターケース 1590Bタイプ アルミダイキャスト 無塗装

K-outdoor エフェクターケース1590B

スイッチもアマゾンで購入。

3PDTフットスイッチ CLIFF FC71077タイプ 3回路2接点9ピン ブルー 1個売り

660円でしたね。

3PDTフットスイッチ CLIFF FC71077タイプ 3回路2接点9ピン ブルー 

シールドジャックは家にもあったので中途半端な買い方をしました。

全部で4つ必要です。

こちらは1個490円。2個690円。3個で960円ですね。

モノラルジャック 6.35mm インプット/アウトプット用 オープンジャック メス フォンプラグ用 エフェクター自作用 ギター・ベース用 (3個セット)

モノラルジャック 6.35mm インプット/アウトプット用 オープンジャック 

基板はホームセンターでELPAの片面タイプでした。

HK-PKSO1Hという型番ですね。

200円くらいだったと思います。

Hk-PKSO1H

電源ジャックメスもホームセンターで。

ELPAのHK-DCJ01Hです。

これも2~300円だったと思います

HK-DCJ01H

・その他細かいものですが、ホームセンターで小袋で200円くらいだと思います。

LED(好きな色)

配線(2種類か3種類の色があるとわかりやすい)

グロメット(写真はグロメットにLEDを刺したところ)

グロメットとLED

ここまでで4000円くらいですね。手持ちの部品があれば

使用する工具一覧(ドリル・たけのこ・はんだこて)

はんだこて

電気工作用はんだ

フラックス

はんだ吸い取り線とフラックス

電動ドリル

金属用ドリル刃(100均にあることもあります)

たけのこ

グルーガン

グルーガン

写真左のプラ棒を熱で溶かして接着剤にするものです。

100均で見かけたこともありますが、プラ棒が細いものもあります。

消耗品の手に入れやすさも考えて購入するとよいでしょう。

確か、セリアは細くて、ダイソーは太かった気がします。

・その他、

マスキングテープ

ドライバー(ご家庭のもので十分)

ラジオペンチ

ニッパー

ピンセット(指の太い方は!)

あると便利なもの

電工ペンチ(配線の皮むきに便利。2000円くらいでしょうか。)

などですね。

ABボックスの作り方

仕上がりの9割は決まってしまう!|穴あけ・位置決めのコツ

まにあ
まにあ

は、初子ちゃん!

いきなりドリルをもってはだめにゃ~!!!

初子
初子

ひいっ!

まにあ
まにあ

まずは穴の位置決めをするにゃ。

組み立ててジャックがあたってしまったら、

ケースが穴だらけになるにゃ。

私は色々書き込むと思い、ケースをマスキングしました。

緑のテープが巻いてあります。

他のエフェクターとの大きさ比較です。

マスキングした加工前のケースの大きさ比較

ケースを裏返してだいたいの部品の位置を把握します。

ABボックスの部品位置を決める

このような感じで収まりそうです。

ジャックなども刺してみて干渉しないか確認。

最初の起点として、基板にスイッチを固定します。

今回基板はLEDを立てる用途と、配線を下側に抑える用途だけなんです。

PPバンドなどで配線をうまくまとめれば、基盤なしでも作れます。

基板のスイッチ取り付け位置ですが、まず写真のようにマーキングします。

基板にスイッチの固定位置を書き込む

スイッチが、基板の中心になるように定規と現物合わせで位置を割り出します。

位置が確認出来たら、9個の端子が入る穴をあけていきます。

細いドリルから徐々に広げていきます。(ずれがあれば修正できるように)

最終的には3mmくらいの穴でぴったりでした。

3PDスイッチ固定の穴開け

3PDスイッチの端子を差し込んでみます。なかなかいいようです。

3PDスイッチを基板にはめてみたところ

今回は電極パッド(銀色のマル)は使用しないので、

そこは意識しないで穴をあけました。

次はケースにスイッチの穴をあけていきます。

3PDスイッチの9個の端子のど真ん中がフットスイッチの中心になるので、

その位置をマーキングします。

中心にマジックで書いているのがわかります。

ケースにスイッチの位置をマーキング

ちなみに、アルミと言えど丈夫なケースです。

いきなり太いドリルを使うとなかなか穴が開きません。

細いドリルから開始して貫通したら太いドリルで。

最後はタケノコでちょうどいい大きさに広げていきます。

穴が開いたのでケースにスイッチをはめてみます。

穴開けしたケースにスイッチを差し込んでみたところ

うまくいきました。

次の工程です。

スイッチを基板に軽く固定します。

固定にはグルーガンを使用しました。

グルーガンで基板に固定したスイッチ

固定された基板からLEDの位置を決めていきます。

今回LEDはグロメットに差し込んで固定しました。

グロメットにLEDを差し込んで固定。

グロメット(黒いゴム)がはまるサイズの穴をあけます。

実際に取り付けながら大きさを合わせます。 

ジャックに干渉しないようにスイッチに寄せて穴をあけます。

アルミケースに3PDスイッチとLED取り付けの穴をあけたところ

基板とLEDの高さを合わせて立てるのですが、

LEDの足の長さが足りないと思います。

抵抗の取り付け時に抵抗の線が余るので、LEDの足に足して延長しています。

そしてLEDの足を収縮チューブに入れてしかっり立たせています。

写真は点灯テストの模様です。

LEDの点灯テスト

では写真のようにジャック類を取り付けていきます。

ジャックの取り付け位置は幅だけではなく、

地面からの高さも重要です。

端子がアルミケースに触れないように、下には基板をいれられるようにです。

シールド位置のマーキング

測った後にも現物合わせをした方が良いでしょう。

穴が空いたらケースに収めてみます。

ケースの穴あけが終わり仮組

うまく収まったようなので、配線に進みます。

配線図付き:3PDTスイッチの配線方法

ケースの穴あけという難所をクリアしたので、

もうできたようなものです。

シンプルな配線です。

配線図を載せておきます。

ABセレクターの配線図

LEDの接続方法(図の3回路目)抵抗値・点灯パターン

電源から決めていきます。

電源ジャックはELPAのHK-DCJ01Hです。

説明書にはこうあります。

HK-DCJ01H説明

ほとんどのエフェクターに合わせてセンターマイナスで配線します。

図の③が中心です。現物も中心まで端子が伸びているのでわかりやすいです。

③をマイナスにします。

そして①と②のどちらをプラスにするかですが、

②をプラスにします。

①だと通電しなかったので、通電しなければとなりの端子ですね。

マイナス線は直接LEDの短い足に接続します。

プラス線は回路の真ん中の端子に接続します。

LEDのプラス線は残りの上下の端どちらかにつなぎます(点灯のアクションが変わります)

この時LEDとスイッチの間に抵抗を挟みます

9Vの電源だとLED一つで330Ωで十分。(明るいです)

私の手持ちの抵抗対応表では290Ωとありましたが、

そのような半端な抵抗はなかったので330Ωにしました。

まにあ
まにあ

LEDはエフェクトを回路に入れたとき点灯するのと、

スルーで点灯するのを選べるにゃ。

初子
初子

エフェクトインで点灯したほうがテンションが上がるので、

そうしてほしいにゃ!

まにあ
まにあ

それじゃ図であるように下側に接続するにゃ。

私は最初スルーで点灯するようにしましたが、変更しました。

これはスルーで点灯するように配線した写真ですね。

3PDスイッチに配線したところ

1回路目の配線

上の写真だと左の列です。

・上から、ギターからくるイン。

・真ん中は、アンプへのアウト。

・下は、エフェクターのアウトです。

もう一度イメージを貼っておきますね。

ABセレクターのイメージ

エフェクトアウトはこの図で黄色の左につながる線ですね。

2回路目の配線

・端子の一番上はあけておきます。

・真ん中は、ギターからのイン。

写真では1回路目のギターからのインと短い配線でつないでいるのがわかります。

・下はエフェクターのインにつながります。

エフェクトインはこの図で黄色の右側につながっている線です。

完成したABラインセレクターの動作チェック

ABラインセレクターの完成

わかりやすいように色々シールを貼っていますが、

自分ではわかるので実際は何も貼らないです。

無骨なABラインセレクターの完成

感想は。

うん。便利。

初子
初子

こ、これは便利・・・・

もう身体能力を上げなくていいんだね・・・・

まにあ
まにあ

でも初子ちゃんのカンフーは面白かったにゃ。

教えなければよかったかも・・・・・

まとめ

ABラインセレクターは、材料さえそろえば意外と簡単に作れます。
特に1590Bケースはギリギリですが、位置決めと穴あけを丁寧に行えば綺麗に収まります。
3PDTスイッチの配線もシンプルなので、初めてのエフェクター自作にもおすすめです。

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