※ この記事でわかること
ジャヤックの抜き差しによるコンデンサ充電状態での電流戻りで電源が飛びました!
以前distortion+でも同じようなことがあり抵抗を使って対策しました。
今度はJOYOですが、DynaCompですので、設計思想がMXRと似ているのかもしれません。
同じく抵抗を使用して対策してみようと思います。

で、電源がとんだにゃー!

ええ!
エフェクター無事だったの?

大丈夫そうにゃ。
焦ったにゃ・・・・・
これは危険だにゃ。対策するにゃ。
何が起こった?
現象の正体
① 突入電流(inrush current)
エフェクターの電源ON瞬間は、
内部の電解コンデンサが一気に充電されるせいで
瞬間的に大電流が流れる。
これが OCP(過電流保護)を落としたり、
最悪だと電源側のスイッチング素子にストレスを与える。
② 逆流(電流戻り)
エフェクター内部で電圧が揺れたり、
ジャック抜き差しで瞬間的に逆方向の電流が流れると、
電源側の保護回路が誤動作したり、素子が痛むことがある。
抵抗で対策する
問題はどこに挟むか
電源ジャックと、インプットジャックの間に抵抗を挟むのですが、
それだけの情報だと漠然としています。
DynaCompの裏側の基板を読むと、一応直通ルートがあります。

ただここには対策しにくそうです。
表を見ると保護ダイオードに伸びる電源端子があります。
黄色い四角枠です。片方はここにつなぐとよさそうです。
ではインプットジャックの端子側ですが、
6つの足がはんだされていますね。
このうち抵抗ブザーで電源(黄枠の中の電源端子)+相手に音が鳴ったのが
下の黄色い丸の部分です。導通がありました。

市販のエフェクターはインプットジャックを刺すと電源ONにできるスイッチ機能があります。
それをヒントにジャックを刺して導通をはかります。
結果
刺したことで音が鳴ったのがオレンジ。
どちらでも音が鳴ったのが黄色。
さしたら音が鳴らなかったのが×です。

インプットジャックを刺した時に黄色とオレンジがつながるようです。
ジャックは金属板のついたプラタイプなので、
内部的にその処理はされていると思われます。

それならば、
保護ダイオードの出力側とジャックを刺しても刺さなくても音がでた端子の間に抵抗を入れる。
配線を使った方がやりやすそうです。
実際の配線
こんな感じにしようかなという図です。

抵抗は220~330Ωにします。
今回は220Ωにしました。

保護ダイオードの出力に220Ωの抵抗が黄色い配線でつながっています。
インプット端子側は裏側です。

下から黄色い配線がでているのがそうです。
これで音出しして特に問題はありませんでした。
しばらくこれで様子を見ようと思います。
まとめ
・戻り電流で電源破壊にならないようにするには、
220~330オームの抵抗を電源ジャックとインプットジャックの間に挟むとよい。
・突入電流(inrush current)を絞る
エフェクターの電源ON瞬間は、 内部の電解コンデンサが一気に充電されるせいで 瞬間的に大電流が流れる。
これが OCP(過電流保護)を落としたり、 最悪だと電源側のスイッチング素子にストレスを与える。
→ 直列抵抗 220〜330Ω が“絞り弁”になって、電源側の負担が激減する。
・逆流(電流戻り)を抑える
エフェクター内部で電圧が揺れたり、 ジャック抜き差しで瞬間的に逆方向の電流が流れると、 電源側の保護回路が誤動作したり、素子が痛むことがある。
→ 抵抗があると、逆方向の電流も自然に減衰する
・多くの基板で電源側は見つけやすいと思う。
・インプットジャック側はテスターの抵抗ブザーで測ってみる。
インプットにジャックを入れた状態と比較して、どちらでもブザーが鳴る端子を見つける。
