※ この物語は歴史と想像をまじえたフィクションです。
くれぐれもテストの参考などになさらぬようお願いいたします。(笑)
そしてDAWで制作したオリジナル曲の動画と連動している物語になっています。
今回の歴史的背景
桶狭間の戦い
15世紀末、駿河国の今川氏親は勢力を拡大し、駿河・遠江に領国を形成する。
その子である今川義元が内紛を鎮めて今川家を継承。
2万5千人の大軍を率い尾張に侵攻した今川義元に対し、
尾張の織田信長が本陣を奇襲、または正面から攻撃し[2]、今川義元を討ち取った。
※ ウィキペディア(Wikipedia)より。
桶狭間の戦いである。
敦盛とは?
敦盛(あつもり)とは、平安時代末期の武将、平敦盛(1169〜1184)のこと。16歳で討たれた悲劇の若武者として『平家物語』で知られ、彼を題材にした能や幸若舞(こうわかまい)の演目名でもあります。
特に織田信長が好んで舞ったのは「幸若舞・敦盛」で、有名な「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり」の一節はここから来ています。
※ AIからの引用
ここで言う「舞う」とは能のことですが、
織田信長は桶狭間の戦いの前に能を舞っていたといわれています。
精神集中と大群に対して奇襲を仕掛けるタイミングを図っていたのでしょう。
東京大学戸田公園分室 ヒラガ佐藤研究所
倉庫街のプレハブ小屋
「博士、看板なんか立てたのかよ!」jammerは笑う。
「ご立派な名前だけど、汚いプレハブじゃない!」
「そうそう捨てたもんじゃないよ。」と佐藤博士も笑う。
「ところでjammer。歴史上の人物で会いたい人はいるかい?」
実はこの研究所は、タイムマシンを所有している。
前回Jam Junkiesは縄文時代にトラベルした。
「そりゃ織田信長だよ!というか他は思いつかない・・・」
jammerは首をかしげながら日本史の記憶をたどっている。
膝をポンとたたいて立ち上がる博士。
「行こうじゃないか戦国時代。
ただし今回も歴史には不干渉だ。戦のアドバイスなんか絶対ダメ!」
がたがたと古い机を押しのけてがぶり寄るjammer。
「まじかよ!いいよそれ、行くよ!」
何事にも興味津々のjammerであった。
まぁいいことなのだが・・・・。
1560年6月11日|決戦前夜!

「それじゃ行こう」
「信長か、楽しみだな。」

清洲城で出会った“異様に冷静な男”織田信長!
タイムトラベルした彼らが到着したのは、
なんと清洲城の場内であった。
時短ではあるがあまりにも直接的すぎる場所である。
ゆがんだ空気の中から現れた鉄の塊。
開いた扉から現れたのは、見慣れぬ容姿の5人の男たち。
あっという間に兵に囲まれ捕獲されたのは当然の成り行きである。
ましてや今川の軍勢が攻めてきていて場内はピリピリしている。
「おぬしらは何者じゃ?」
兵士たちに強い口調で尋問されるが、うまく説明できない。
色々と信じてもらうことは無理そうだ・・・。
それでも未来から来たことだけは何とか伝わった様で、
すぐに城内で事情聴取をされることになった。
jammerの容姿が日本人であったのは少し助けになっただろう。
もしTravelersだけだったら、今頃牢に入れられていただろう。
城内で待ち構えていたのはなんと織田信長本人であった。
この男は未来から来たという言葉に少しも疑念を抱いていない。
むしろすべて理解しているようにさえ見える。

「そなたたちは未来人と申すか?」
「まことであります。」正座をしたjammerはまっすぐに信長を見ていった。
「では問おう。ここは尾張の清洲城であるが、
今日にも今川の軍勢が尾張の制圧に攻め入ってくる。
儂は降伏するつもりはない。未来では儂は勝っているのか?」
jammerはうつむき加減で考えながら答える。
歴史に干渉してはいけない。佐藤博士の言葉がよぎる・・・


「俺は戦のことはわからない。」

「どうか落ち着いて聞いてほしい。
俺たちの言葉が歴史を変えてしまうかもしれないんだ。
殿のような大物の進退についてうかつに発言はできないんだ。
何卒ご理解いただけないだろうか?」
信長は口角を片方だけぐっと上げて笑う。
笑い声はだんだん大きくなる。
怒り狂うかと心配していたjammerだったが、
あまりの展開に声を失う。
「正直な奴じゃ!」
史実では狂人のように乱暴とも描かれているが全然違う。
自軍が滅亡かどうかの戦を前にしてこの反応!
相当に頭が切れる人物である。
おそらくタイムトラベルのことも即座に理解しているだろう。
そして不干渉のルールーまでも・・・。
切り替えるように信長が切り出す。
「儂は敦盛が舞いたくなった!」
信長の精神を研ぎ澄ますためのjamセッション!刀とギターが交差する夜
敦盛が舞いたいとの信長の声にjammerが答える。
「われらも共に。」
Travelersを見てうなずくjammer。
ドラムスのヘンドリックスがオープンハイハットを鳴らす。
重いビートを重ねるベースのエド。
いつもは手数のおおいjammerだが、今日は違う。
信長と正面から対峙している。
鼓の音に合わせて刀の金属音のようなハーモニクスを鳴らすjammer。
まるで獣の声のようなアームアップがきっかけとなって、
信長の怪しいしらべがはじまった・・・
舞が終わると信長はJam Junkiesのメンバーをじろりと見定める。
「出陣じゃ!
皆のもの茶漬けをかき込んで戦の準備をせよ!」
城の外では雨が降り始めている。
バタバタと出ていく兵たちを見ていると、
ジェフとジョージが荷物をまとめている。
「さ、今のうちに俺たちも!」
あわただしくタイムマシンに乗り込むと博士に合図を送る。
また時空間をくぐってプレハブ小屋への帰路についた。
人の世

晴れた近所の公園で昨日のことを考える。
jammerには領地のためにとか大義のためとかで、
命をかけてまで戦をする気持ちがわからない。
死にたくないし、殺したくない。
でも現代はどうだろう?
確かに刀は持たないが、人は今でも戦をしている。
子供のころかっら人より秀でてよい進学、良い就職をすることに夢中である。
ある意味戦いである。
大人はどうだろう?
少しでも多く通貨を手に入れて、人がうらやむような暮らしをする。
それだけじゃ飽き足らず、充実した姿をSNSに投稿する。
それがたくさんの嫉妬を生む。
またつぶしあいが始まる。
人間は何も変わらない・・・・。
でも好きな部分もある。
探求することに夢中になる人間のパワー、便利なもの、美しい芸術。
Jamセッションのように偶然が生み出す音。
これからも人間は色々な可能性を広げていくだろう。
終わりに
読んでくださりありがとうございます。
手探りながらこのような形式の作品を作っていこうと思っています。
また見てくださればうれしいです。
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