ハムスター見逃した死の徴候

わかれ

生き物は必ず死ぬ

 2020年5月8日、私の大切なハムがこの世を去りました。

2歳まで生きれたので、まぁ平均的なところなのでしょう。

直接的な死因は、子宮周辺からの出血多量ですが、大本はハムスターにはよくある心臓肥大が原因と思われますので、老衰とも言えますし、仕方がないことだと思います。

ただ最近は個人的に忙しく、基本的なお世話はしていたものの、あまりハムの健康状態に気を配れていなかったのが心残りなところです。

現在、コロナウイルスのため自粛中なので、ハムの最後は寝ずの看病をして見送ってあげられたので、安らかな顔をしてこの世を去ってくれましたが、最初に病院に行ってから、わずか12日でこの世を去るという急展開でした。

今考えてみれば、いつもと違うな?との前兆もありましたので、今回はそのあたりを記述したいと思います。

心臓肥大

 うちのハムはゴールデンという種類です。

ハムスターのなかでは大型に属するものだそうです。

そして、この大型ハムスターに多いのが心臓肥大という病気です。

遺伝や、食生活などの原因が考えられるようです。

心臓肥大は単純に心臓が通常の2倍3倍の大きさになるようです。

大きくて何が悪いの?なのですが、大きくなった分だけ、心臓のポンプとしての機能が弱くなってしまうようです。

結果、呼吸などが苦しくなったり、色々な疾患の原因になるようです。

うちのハムは肺は大丈夫だったようですが、心臓肥大だと肺水腫といって、肺に水がたまるような症状も併発することが多いようです。

うちのハムは、肝臓が肥大して、腹水がたまってしまったようです。

少しわかりにくいですが、エコー検査?の写真です。

先生がご丁寧に図解してくださったので、そのまま転載させていただきます。

このように心臓肥大になった場合は、心臓が楽になる薬と、心臓のポンプ機能を強くする薬を飲ませるらしいのですが、うちのハムは、同時に子宮周辺から大量出血してしまい、出血が止まるまで、心臓の薬が飲ませられない状況になってしまいました。

もっと若いハムなら、子宮摘出手術も可能なのだそうですが、高齢でもあり心臓も弱っているハムには、麻酔だけでショック死する可能性があるとのことで、薬で止血する以外の方法をとれませんでした。

ところで一般的なハムスターの心臓肥大時の症状はこのような感じだそうです。

・呼吸が荒い
・食欲がない
・動かない
・2才を超えて高齢なのに太った。(むくんできた)

こちらのブログから抜粋させていただきました。

加えて私の気になった点を記載します。

ハムは基本的に元気なふりをする

 ハムスターのような小動物は、元気がなくなる=捕食される。

等の理由から具合が悪くても元気なふりをするそうです。

それでいて普段からなんでも隠す習性があります。

餌も寝床の底に大量に隠していることもあります。

餌を食べない

確かにしの前兆とみられる時期に、餌を全然食べなくなりました。

しかし、普段から寝床に隠してある餌を食べていて、あたえた分は全然減らないこともよくあります。

気になったら、餌が隠してあるかどうか確認したほうがよさそうです。

あとは、うちのハムはボトルから水を飲まない代わりに、キャベツをたくさん食べますが、毎日取り換えるキャベツなどが減らないことに早く気が付けばよかったと思っています。

いつも振動している

割と若い時から、いつも振動しているハムでした。

二本足で立ちあがっても、ピクピク揺れていることが多かった気がします。

寝ているときも、背中がバクバク動いていました。

私は、初のハムスターでしたので、こんなものかと思っていたのですが、普段から呼吸が苦しかったのかもしれませんね。

おしっこを全然しなくなった

私はトイレの砂を毎日取り換えているのですが、死ぬ1か月前からは砂がほとんど濡れていませんでした。

何だろう?とは思っていたのですが、そのさらに1か月前には、トイレでおしっこをしなくなっていたので、またどこかにおしっこしているのかな?と考えていました。

おがくずさえ取り換えてあげれば、すぐに気が付いたのでしょうが、忙しさを理由にやってあげなかったのが悔やまれます。

トイレ以外でおしっこをするも、体調変化の兆しかもしれません。

寝てばかりいる

普段からハムは昼間は寝てばかりいるのでわかりにくいです。

死ぬ前は、夜間も遊んでいる感じがなかったのですが、年齢のせいなのかな?と思っていました。

おがくず交換で気が付いた時には

もうハムは涙目でした・・・。

下半身を引きずって歩きながら、おしっこもうんちも漏らしていました。

それでもまだ健在アピールをして餌を集めたりしていました。

延命治療

私がやってあげたことは、基本的に心臓が楽になる薬を飲ませることでした。

食べる元気がないので、ジェル状の餌をあたえました。

酸素室を自作して1~2時間おきに酸素を吹き込んであげました。

酸素のスプレーはドラックストアで500円前後であります。

そんな努力の甲斐もあってか、いったんは自力で餌も食べられるようになり、このままもう少し生きられるのかと思いました。

子宮周辺からの出血

しかし運が悪いことに子宮周辺からの出血が始まってしまいました。

かなり大量。薬でも止まりません。

でもハムは頑張りました!

今日がヤマと言われてから、1週間以上生きました!

生きたかったのでしょう。

最後まで果敢に餌を食べて、出血分を補おうと戦っていました。

最後は血の道を作りながらいつもの寝床まで這っていきますが、途中でのびてしまいます。

それでもなんとかいつものポジションまでたどり着き眠ります。

うずくまって顔を見せませんでしたが、発見時はもう動けないはずなのに、私のほうを向いて静かな顔で死んでいました。

血まみれで痙攣したり壮絶な死でしたが、最後は穏やかでした。

きちんと焼いてもらいました

ねずみごときにと思われるかもしれませんが、大切な家族です。

粗末にはできません。

これでもうハムは飼いたくないか?ときかれれば、そうでもないです。

また、落ち着いたら飼いたいです。

この子とは、違う性格、違う個性でしょうから、代わりになど失礼なことはもうしません。

ただ、生き物と暮らすことは素晴らしいことだと思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    小さな命を大切にする。主さんの姿勢を真似したいと思います。
    今ウチのハムちゃんも同じような症状です。

    • naoki より:

      それは心配ですね・・・。最後まで回復すると信じてお世話してくださいね!
      私の時は動物病院の方も親切で、最後まで幸せなハムだったと思います。
      今、位牌にお線香あげてます。
      復活するといいですね。

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