この記事はジャンクのクオーツ式チューナーを、足で弦切り替えできる“ライブ仕様”に改造します。
※ 機材の改造はメーカーは推奨していませんので、自己責任になります。
また、はんだこてを使う際にはやけどや火災に注意してください。
この記事の内容
クロマチックチューナー(どの音階でもチューニングできる)だと
ライブなどのステージでもそのままチューニングできますが、
ジャンクでよく見かけるギターチューナーはクオーツ式で、
本体ボタンを押してチューニングする弦を変更する必要があります。
ステージ上でしゃがむのも見た目が良くないので、
足踏み式で弦の切り替えができるようにしました。
まずはこの動画を見てください。

ねぇまにあ。
ジャンクのチューナーを買ってきたんだけど、
ボタンを押してチューニング弦を選択しなくてはいけないの。
ボードに入れて使うのに不便なのよ。
足で切り替えられるようにできない?

もぐもぐ。
それじゃこれを使おう!

え?鯖缶食べてるの?
おいしいよね。
て、そんなものどうするの?

まず台所でよく洗って水分をふき取るのにゃ。
そしたらこのスプレーでシルバーに塗っておくのにゃ。
素材はアリアAQT-100

これは私がずっと昔から所有していたものです。
ネットで見るとメルカリで400円でしたね。
ただ、もうあまり見かけない製品です。
下の方にNOTEというボタンがあります。
そのボタンで弦を切り替えます。
外部マイクもついていて、インプットジャックにアウトプットジャックもあります。
NOTE ボタンは「E → A → D → G → B → E」と順番に切り替わるだけのシンプルな機能です。
加工にはどんな道具を使用する?
ドライバー、ニッパ、ラジオペンチなどの工具はたいていあると思います。
電工ペンチがあると配線の皮むきがきれいにできます。

電動ドリルを使用します。
金属用の刃、チャック、タケノコがあるといいです。



その他は、はんだこてなどですね。
ジャンクの改造にお金はかけたくない!材料は?
材料は本当に少ない|私はすべて家にあるもので完結!
・鯖缶
時価(笑)安いのだと150円ですかね?

・スイッチ
一回路のモーメンタリ(押している間だけonになる)スイッチ。
アマゾンで検索したところ1回路のエフェクタースイッチは,
450円~827円といったところ。
例として掲載しますが、良いかどうかはわかりません。
価格: ¥440 税抜
¥484 税込

Amazonならこの商品から入って類似品の検索ができると思います。
ご自分でよいものを選んでください。
構造的には、ノーマルオープンというものを選びます。
※ギターエフェクターの外部スイッチはほぼすべてノーマルオープン(NO)です。
NC(ノーマルクローズ)を買うと動作が逆になるので注意。
・その他として、
配線などですね。
スイッチについて私の例
私は家にあったジャンク品を使用しました。
2回路のものです。

このように端子がたくさんあっても使用できます。
端子はプラス側、マイナス側、(どっちがどっちでもいいけど)に分かれています。
それぞれ中でつながっています。
つながっているほうに配線すると切り替えになりません。
常時オンです。(笑)
これはテスタで調べることができます。
テスタを抵抗にして、通電したらブザーが鳴るところを選択します。

下の写真のようにテスタをスイッチの端子にあてて、
ブザーが鳴ればその端子同士は中でつながっています。

このスイッチだと写真の黄色のラインでつながっていました。

使用するのは①と②、または③と④の組み合わせとなります。

また、踏みやすさはわかりませんが、
ホームセンターでも手に入る写真のようなスイッチでもできると思います。

これだと2~300円ですね。
チューナーから配線を引き出す作業
カバーを外す時はいらないピックが大活躍!
このチューナーは裏面のネジ1本しかないので、ネジは割愛。
電池カバーを外して本体の蓋をあけます。
電池式をアダプタ式に改造してありますね。(後で触れます)

本体カバーを外すには電池カバーの近くをゆがめるように握ると隙間が空きます。
そこにピックを差し込んでずらしていきます。


カバーの爪を割らないように焦らず作業。
こんな爪がついています。

レトロなメカに何だか萌える

なんとレトロなメカメカしさ!LEDの並び方が半端ないです!
左下に外部マイクがあります。
ジャックのインとアウトがあるのはいいですね。
肝心の弦切り替えスイッチですが、
カバー上だとNOTEという文字の下にあります。

基板で言うと次の写真の小さなタクトスイッチです。

こちらの裏面から加工します。
裏面です。

もう配線がしてありますが、そこがタクトスイッチの裏になります。
タクトスイッチは4端子ありますが、内部では 1-2 が同じ、3-4 が同じ という構造なので、実質2端子です。
この辺りはメーカーによって違うのですが、
必要な線をどうやって見分けたかです。
基板のパータン上にあるのは+で、白丸が同じパターン上にあるのがわかります。
プラスはどちらからとっても同じでしょう。
基板の緑の濃い部分にあるのがGND、マイナスですが、
下の写真で黄色い丸です。
なんか配線のある側の方が関係ありそうかな?で選びました。
試しても2つしかないので気楽です。
もしかしたらどちらでも動くかもしれません。

そしてはんだする前にカバーに穴をあけて線を通しましょう。

スイッチ側の加工
今回は完成してから写真を撮ったので、
穴あけの写真はないんです。

配線を通す穴と、スイッチを取り付ける穴が必要です。
・配線を通す小さな穴(側面)
・スイッチ本体を固定する大きめの穴(天面)
配線はプラスとマイナスをつながっていない端子同士で配線します。
缶に線を通してから配線してください。

電池式をアダプタ化
これは電池のプラグをぶった切ってコネクタをつけるだけ。
注意するのはセンターマイナスなこと。
※センターマイナスを間違えると故障します。
必ずテスターで極性を確認してから接続してください。
私はジャンクのコネクタをつなげましたが、新品のものもあります。
ホームセンターだとこれですかね。

説明書きがあって③がマイナス、センターで②がプラスです。

このような感じになります。

あまり見た目は良くないので、本体の空いているところに埋め込んでもいいでしょう。
その辺りはこちらの記事を参考にしてください。
【完全版】ABラインセレクターの自作方法|1590Bケースで作る簡単ABボックス
また電池式も捨てがたいという方は写真のようなソケットも作れますし、
売っています。買った方が安いかもしれません。

まとめ
今回の加工で立ったままのチューニングが可能になった。
エフェクトボードに入れても使える。
鯖缶スイッチが目立つ。(自作の匂いがする!)
ジャンクでも工夫次第で現役に戻る。
こういう再生の楽しさが DIY の醍醐味ですね。
楽しく練習できそうです。
