※ この記事でわかること
ネットで売られているエフェクターの自作基板を購入して、製作計画を立てる流れを解説。
基板を見て私なりの回路の解釈なども記載。
市販基板の購入方法から、基板の読み解き、LEDクリッピングに変更する音作り、
12Vで駆動する考え方、部品選定の私なりの基準も記載していきます。
メーカー側からすると、回路図面や部品一覧の転載はマイナスにしかならないと想像しますので、
その意向を組みながら解説していきますが、
メーカーのバックアップは充実していることを記載しておきます。
工具などについては私が以前にまとめた記事がありますのでご参考に。
ABラインセレクターやキルスイッチの自作の記事もあります。
アルミケースの穴あけなどはこちらも参考になるかもしれません。(雰囲気なども)
【完全版】ABラインセレクターの自作方法|1590Bケースで作る簡単ABボックス
チューナーアウト付きKillスイッチの作成 | でかいVPはもういらない!
それでは、まにあ宅での日常会話からスタート。

まにあ、その荷物は何?

エフェクターの自作基板が届いたにゃ。

そんなものがあるの?

基板にパーツの配置とか書いてくれてるにゃ。
自作セットは色々あるんだけど、結構お高いものもあるにゃ。
今回はとても良心的な「音色研究会」の「入門セット」を購入したにゃ。
3PDスイッチまでついて1500円程度と、良心的にもほどがあるセットにゃ。

なるほど、
ちょっと詳しく聞かせてよ!
購入と、届いた基板の検証
どこで購入する?
以前楽天で見かけたことがあったのですが、今回はAmazonで購入しました。
ギターエフェクター初心者自作セット 入門用オーバードライブ ギターエフェクターペダル自作用基板 自作 カスタム 初心者向け 電子工作 はんだ付け工作 音色研究会
¥1,323 税抜
¥1,455 税込で購入しましたが、例によって私はビジネスの割引価格なので、若干これより高いかもしれません。

メイン基板とスイッチを取り付ける小さい基板、3PDスイッチのセットです。
商品はプライムではなく、送料は300円でした。
2個購入しても送料は300円でしたので、
予算や、次の野望があればまとめて購入したほうがお得ですね。

やぼうだらけにゃ~。
むしろやぼうしかないにゃ~。
かねだすにゃ~。

まにあは月に2個までです!
そして来月からは私が予算管理をしてあげるので、
使いすぎは安心していいよ!

それはこまるにゃ~。
初子ちゃんには全部秘密で購入するにゃ。
荷物はネコポスの薄い箱で到着しました。
このような商品でしたよ。

商品の中に「音色研究会」のホームページにアクセスする案内が入っています。
名前で検索してもすぐわかりますが、そちらのページには必要部品の一覧があります。
ポッドやスイッチの配線図もあります。
購入後にでもそちらを参考にしていただけたらと思います。
ホームへのリンクだけなら問題はないと思いますので、リンクを貼ります。
初心者用の動画などもありましたよ!
基板を読んでみる
私は専門的な勉強は一切していないので、本当に私見です!
まずは、基板が小さい!
ポッドなどが別なので余計に小さく感じるかもしれません。
オペアンプは2回路の物を使用するようです。
同じシンプル構造でもこの時点でMXRのdistortion+とは別物だとわかります。
ただし使用しているのは片側1回路に見えます。
※ 今回の基板と似たような仕組みのオペアンプ情報!

検索したらAIが教えてくれたにゃ。
参考程度に記載するにゃ。
細かいところが違うかもしれないので、キットの標準で作ることをお勧めするにゃ!
むしろ今後の研究材料として読んでほしいにゃ。
🔥 ① NJM4558 / RC4558
王道のオーバードライブ用。Tube Screamer 系の心臓。
- ±18V(=36V)までOK → 12V余裕
- 中域が太い
- 歪ませても破綻しにくい
- 「音色研究会」の基板とも相性が良い可能性が高い
用途: TS系、OD系、ミッドが欲しい時。
🔥 ② JRC4558D(黒印字)
“あの音”が欲しいならこれ。
- 4558の中でもキャラが濃い
- 12V余裕
- 中域の押し出しが強い
- 歪ませた時の“粘り”が特徴
用途: TS系の王道サウンドを狙う時。
🔥 ③ NE5532(高性能・低ノイズ)
へぇ~とうならせるサウンド。
- ±22V(=44V)までOK → 12V余裕
- ノイズが少ない
- 低域がしっかり
- 歪みは控えめ(ヘッドルームが広い)
用途: クリーン寄りのOD、録音向け、ハイファイ系。
🔥 ④ TL072(JFET入力・ハイファイ)
明るくて抜ける。Dist+ でよく使われるTL071の兄弟。
- ±18V(=36V)までOK → 12V余裕
- 高域が綺麗
- 歪ませると“ジャキッ”とする
- ノイズは少なめ
用途: 明るいOD、抜け重視、クランチ系。
🔥 ⑤ OPA2134(高級・オーディオグレード)
“音が良い”と言われる代表格。
- ±18V(=36V)までOK → 12V余裕
- 透明感が強い
- 歪ませるよりクリーン向け
- 値段が高い
用途: ハイエンド志向、透明系OD。
🔥 ⑥ LM358(片電源向け・実験向け)
意外とエフェクターで使える。
- 最大 32V → 12V余裕
- 片電源で動作が安定
- 歪ませると“ザラッ”とする
- ハイファイではないが味がある
用途: 実験、ローゲイン、個性派。

AI情報だけど、実装前には要確認だよ!
条件で色々あるかもしれないので。
クリッピングダイオード(歪ませるもの)は4つついています。
もう一つあるダイオードは回路保護のようです。
基板でDとあるのがダイオードですね。
私は最初から一部をLEDに変更しようと思っています。
ダイオードをLEDに交換することで、強い歪や広がりを得られます。
具体的には赤色LEDにしたいと思っています。
赤は強い歪で丸く中音域のある音、
黄色は元気でからっと抜ける音。
もちろんブレンドもできます(非対称)。
私は今まで、赤、黄のブレンドでしたが、ピックアップ直付けのせいか、
びんびんした軽い感じになっていたので、今回赤赤を試してみます。
ちなみに試したことはありませんが、
青、緑、白の寒色系のLEDはクリアな音質になり、歪は弱いそうです。
基板にLEDを入れる場所はD1、D2を予定しています。
D3、D4をLEDにすると、ファズぽくなるとの情報があったためです。
この基板で印象的なのは、入力側でクリッピングしているところです。
クリッピングした出力をさらにゲインポッド前で、フィードバックのクリッピングをしています。
2段クリッピングなんですね。
何やら初心者用という割にはマニアックな匂いがします。
ちなみにdistortion+は出力側でクリッピングしています。
部品を注文しよう!
普通は秋月通商で部品を調達する方が多いと思いますが、
私は普段から、共立エレショップとAmazonで注文しています。
アルミケースなどネコポスで配達できないものをAmazonで購入する形です。
いきなり自分仕様にしたいと思います
自分仕様にしても組み立ては同じなので、今後の製作過程は参考になると思います。
きっとこの基板ならノーマルでもいい感じなODができる気がします。
私は歪系は12V駆動でモアパワーな思考回路なので、今までの実験結果なども踏まえて部品をチョイスしています。

9Vじゃ不満にゃ!もっとパワーを何だにゃ!
12Vで運用する最低限の条件は、コンデンサを12V以上にすることだにゃ。
12Vだとオペアンプも本来の力を発揮するのだにゃ。
① 私は今回16VのOS-CONというコンデンサを使用しますが、
実際のところ16Vでは規格上はOK,
でも運用ではぎりぎりで、25V程度の容量が欲しいところです。
OS-CONは品質が高いので、まぁ大丈夫だろうという判断です。25V以上でもいいんですよ!
OS-CONは「低ESRで高性能」だけど、 温度に弱いという性質がある。(念のため)
おそらく大丈夫だけど、まねするときは注意していてくださいね!
② オペアンプにも最大電圧があります。2回路のオペアンプの例です。
4558 → ±18V(=36V)までOK
TL072 → ±18V
LM358 → 32V
5532 → ±22V(=44V)
③ LEDの様子
電源を入れてLEDがしょぼしょぼしていたら、それは危険信号です。9Vにしましょう!
④ 逆説保護ダイオード
この基板でのD5ダイオードになりますが、必ず取り付けましょう。逆接した時に守ってくれます。
⑤ 電流容量が減っては効果減
複数のエフェクトを直列で数珠つなぎすると電流不足になることがあります。
12Vエフェクトを並列でつなぐのがいいでしょう。
※ 参考記事

12Vで歪ませると音に広がりがでる。
ヘッドルームが増えるというのだが、
半面歪が弱く感じる時がある。
でもハーモニクスを鳴らしたりしてみて!
たぶん、大丈夫なはずで故障ではないんだ。

メーカー製のエフェクターは、内部の電圧設計や保護回路が9V前提になっていることが多いので、 12Vを入れると壊れる可能性があります。 自作は自己責任で電圧を選べるのが魅力です。
「音色研究会」さんの意図に反しない形で紹介します。
uxcell 10個 5.5 x 2.1mm DC電源ジャックアダプター PCB マウント 3ピン DC電源パネルマウントジャックソケットコネクタ
¥510 税抜
¥561 (¥56 / 個) 税込でしたが、Amazonビジネスの価格です。

私の場合はほかにも使用するので多めに注文しました。
エフェクターケース 1590Bタイプ アルミダイキャスト 無塗装
¥908 税抜
¥999 税込でした。

たまにネジが固い時がありますが、もう3回目のリピートです。大きな問題なしですね。
モノラルジャック 6.35mm インプット/アウトプット用 オープンジャック メス フォンプラグ用 エフェクター自作用 ギター・ベース用 (2個セット)
¥627 税抜
¥690 税込でした。

これもリピートしてます。
知らないものよりつい購入経験のあるものを選びますが、ご自分の好きなもので大丈夫です。
¥899 税抜
¥989 税込でした。

これは初です。冒険です!今後製作過程で良し悪しがわかるでしょう!
GOODCHI 金属皮膜抵抗器 抵抗セット 電子工作用 10Ω-1MΩ 600個セット 30種類 各20個 収納ケース付き
¥559 税抜
¥615 税込でした。

これも初で、私はたくさん使うのでまとめ買いしました。
オーディオファン セラミックコンデンサ 2pF ~ 100nF (30種類 各10ヶ 計300ヶ) 電子工作部品
¥668 税抜
¥735 税込でしたが、これはAmazonビジネスの価格ですね。

以前まとめ買いして問題なく使用しています。
セラミックコンデンサは1か所使う指示がありました。
しかし、ハイパスコンデンサとして電解コンデンサの裏に取り付け、
特定周波数のノイズ消去にも使用できますから、各容量まとめて購入しておくと便利ですよ!
・電子部品は共立エレショップで注文しました。
詳細は「音色研究会」の説明を見てほしいので書きませんが、
私なりに説明書から変更しようと思っている部品を記載します。
電源まわりはOS-CONの16V100uFを使用しようと思っています。(47uFの代わり)

フイルムコンデンサには、

や、

を使用しようと計画しています。
オペアンプにもソケットをつけようかと考えてますよ!

検索窓に0.022uFなどと入力すると、たくさんの商品が現れます。
基板の大きさに入るかも大きな問題です。
フィルムコンデンサは大きくなりがちです。
写真で見て足が明らかに太いものは入らないかもしれません。
定規をあてた写真などあったり、ピッチ〇mmと記載があるので、よく読むといいでしょう。
※ ピッチは足(針金)の幅のことです。

コンデンサの大人買いなのだにゃ!

他に興味はないのだろうか・・・・
オタク恐るべし・・・・。
まとめ
・「音色研究会」の入門用ODは名前に反してシンプルながら凝った作りである。
・この基板の他にも材料は必要で、材料のレベル(高級度)によって値段は違うが、
少なくとも数千円の出費はある。
・材料のまとめ買いをすると、初回は6000円以上になるかもしれないが、
2回目以降は大幅に得になる。
・OS-CONなどは必須ではない。普通の電解コンデンサでも本来は十分。
・オペアンプのソケットも必須ではない。つけておくと交換がポン付けになる。
次回予告!

まだ部品が全部そろわないにゃ。
抵抗は家にあるにゃ。
基本的に背の低い部品からはんだするとやりやすいにゃ。
というわけで、抵抗のはんだ付けから行いたいと思います。
